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【レビュー】アクトレイザー・ルネサンス 現代に蘇る不朽の名作

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アクトレイザールネサンスを難易度ノーマルでクリア。 クリアまでのプレイ時間は16時間ほど。

一新されたグラフィック、古代祐三氏本人による原曲アレンジ

ACT+SLGの名作ゲーム「アクトレイザー」が帰ってきた。

グラフィックは一新され、2Dのドット絵イラストはより精細なイラストとなり、赤ん坊天使は魅惑のショタ天使へと変貌した。

当然通過儀礼は済ましておく。

各エリア毎にストーリーキャラが追加され、彼らと共に街を発展させ、魔物を退治していく展開となった。

BGMはオリジナル版とアレンジ版が選べるようになり、古代祐三氏本人によるアツいアレンジを聞くことができる。

追加動作でより楽しめるアクションに

原作では攻撃手段は構えた剣を振るのみだったが、これに連続斬り・前突き・上空攻撃・ジャンプ中からの地面叩き付け攻撃が追加となり敵への攻撃がしやすくなった。

攻撃回避として追加されたバックステップが非常に優秀で、原作では移動やジャンプで頑張って避けるしかなかった敵の攻撃を回避して背後を取ることが簡単にできるようになった。

この他にも敵が落とすアイテムを一定数拾うことで攻撃力・防御力の増加、天使の像を壊すと出てくる回復アイテムなどにより、原作では難しかったアクションパートもかなりサクサクと進められるようになった。

防衛戦は要らなかったのでは

クリエイションパートには、エリア内に砦や弓塔・魔法塔等を設置してエリアの端から湧いてくるモンスターの群体を撃退する防衛戦、所謂タワーディフェンスが追加された。

この防衛戦、一戦にかかる時間がそこそこ長く、また防衛に失敗すると最初からやり直しという仕組みだが、ストーリー進行に組み込まれているため、先に進むためには何度もこの防衛戦を行う必要がある。

また、ストーリー序盤の防衛戦は簡単だが、終盤になると「畑が全壊すると終了」「砦が全体の半分壊されると終了」といった条件が追加されるため、気がつくと全滅…といったことも何度かあった。

正直、防衛戦はゲームを快適に進める上で妨害要素でしかなく、この追加は不要だったと思う。

追加要素に難はあるものの、万人に遊びやすく生まれ変わった

防衛戦のことはあれど、アクション追加によるゲームの遊びやすさ向上やストーリーの追加で、原作未プレイの人はもちろん原作プレイ済みの人でもプレイ当時を思い出しながら新鮮な気持ちで遊べると思う。

原作発売当時、クリエイションパートで街が発展していく様子を眺め、アクションパートで強敵に何度やられても諦めずに戦う、というのはとても新鮮な体験だった。

それから30年経った今、改めて今作をプレイして同様に新鮮な体験を思い起こさせてくれた。

良作。